女性用バッグの白抜き撮影

おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
広島県廿日市市でイベント、商品などの撮影してます、コジマです。
Instagramもやってますので、そちらもどうぞ。


今回は女性用バッグの白抜きを行うための工程です。

特段そんなに大掛かりなことをしていませんが、少しいつもより被写体が大きくなったので、1灯では光が回らなかったので少しやりくりしました。その模様です。

まずはいつもの1灯で撮ってみる

はい、じゃ、ご覧ください。

色味も明るさも調整してないRAWのストレート現像です。

左右のサイド面はレフ板で影が落ちてますけど、正面がなんか暗いのですよね。かといって正面にレフ板を持ってくるとカメラを遮ってしまいます。

天井バウンスもやってみましたが、あまり変わらず。2灯のソフトボックスを広げるスペースも無いので、出来る限りのライティングを考えた結果、、

レイアウトはこんな感じ

バッグへストロボを当てるのではなく、レフ板をもう1枚立てて、そこに向けて発光させました。ストロボは作業台に置けたので、省スペースで出来る最良の結果です。

撮ったものがこちら

正面の影が薄くなり商品のディテールが分かります。

周囲に白以外のものが写ってますが、最終的に消すので関係ありません。

背景と商品を分離させます

Photoshopを開いたら「クイック選択ツール(W)」を使います。

このツールを使ってバッグ以外の背景をざっと選択します。こんな感じ。

多少光の加減で背景が選択されたり、されなかったりしますが、細かいことは後で直します。

クイックマスクモードに切り替え

ざっと選択ができたら、「クイックマスクモード」に切り替えます。

そうすると、被写体が赤くなってマスクがかかった状態になります。

ですが、このままではまだ細かいところがマスクされていないのです。

なので、細かい部分はブラシツールを使用してマスクが必要なところ、必要ではないところを塗っていきます。

ちなみに、ブラシツールは円形になっていますが、直角や鋭角になっているところの処理は一度、塗りすぎるか消し過ぎて、クロスさせた後、不要箇所をもう一度塗れば円形のブラシでも角度に対応できます。

そんなこんなで一周線引きができたら、この画像では中央の島になっている部分が不要箇所なので、あとは「塗りつぶしツール(G)」を使って塗りつぶします。うっすらした線が残ることがありますが、2-3回クリックすれば薄い線は消えます。

そんな地道な作業を行い商品を選択できたら、、

クイックマスクモードを解除します。

すると、バッグ以外の背景がきっちり選択できていると思います。

このまま、透過処理するならCtrl+J or command+Jで新しいレイヤーにコピーします。

白背景にするなら、Ctrl+Delete or command+BackSpaceで背景を背景色にすることができます。

できあがり

ね、かんたんでしょ?

まとめ

データ上、商品と背景を分離させる際の手順はこのような手順を追っていきます。

もっと大きなものを撮る時はまた、色々と考えて撮るしかないですね。。

毎日創意工夫、たまに工作しながら商品撮影をしてます。