冷茶撮影について試行錯誤をしてみた

おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
広島県廿日市市で商品、料理、建物などの撮影してます、コジマです。
Instagramもやってますので、そちらもどうぞ。


今回は料理撮影として冷茶を撮りました。

被写体としては難易度はあまり高くは無いのですが、スタイリングを組んでいくのは毎度毎度悩んでいます。

instagramのリールでもまとめてはいますが、テキストとしても残しておこうと思います。

それではスタート!!

撮影前の準備

何事も準備が大切です。

背景はどんな色味で撮ろうか

小物はどれを使うのが良いだろうか

この時点でも色々悩みます。とりあえず広げてみた図です。

このタイミングでお茶を入れるグラスの指紋を拭き拭きして綺麗にしています。

まずは置いて確認を

何はともあれ、ひとまず置いてみて、ライトの当たり方、色の雰囲気が写真で見るとどうなるかを確認します。

今回は和ぽい撮影になるので、竹柄のコースターを使用することにしました。この竹の向きも斜めに向けたりあれこれ試しています。

それじゃ次は空間を埋める小物を置いていきましょうか。

小物配置を考えていきます

色々悩むんですけど、悩むよりもとりあえず置いてみて撮ってみるのが早いので、後ろにグラスを置きました。

この小物を置くことで奥行き感を出す事ができます。

ちなみに、今回はいつもの1灯で撮影しています。右側のシャドウが落ちてしまうので、レフ板を入れて起こしています。

このグラスを置く事で、奥行き感も演出する事ができますね。逆に言うと、俯瞰撮影でない3Dの撮影は奥行き感も考える必要が出てくるので、難易度が上がります。

背景色を変えてみる

今回の冷茶は淡い黄緑色のため同系色でも手持ちのものを使うと色が被ってしまう気がしたため背景色を変えてみることにしました。

で、結果的には、、

この色はお茶との色が合わないと感じたため却下しました。

結局いつもの

はい、お気に入りのセメント背景です。

前ボケに草の緑を入れたかったので、一旦置いてみて位置を確認して良い位置を探ります。

隙間を埋め埋め

先ほどの草は左隅に埋めました。1灯で撮影しているため、かなり暗いです…本来であれば草用のライトを照らすべきですが、いかんせん撮影場所が狭いので、スルーして現像で持ち上げられれば持ち上げます!

それと、左側に再度グラスを置き、左側の隙間も埋めました。ここで光と影の出方も確認していきます。

小物の追加、でも…?

まずはご覧ください

後ろのグラスにスプーンを入れてみました。とりあえず演出として置いてみてます。

少し形になってきましたね!

でも、ストロボの光をモロに受けて白飛びしそうです。さらに向きがとっ散らかっている感があるため、向きも変えましょう。

後ろを修正しました

向きを変えました。

たったこの調整でスプーンが白飛びを避けることができました!!

そして、向きを左側に向けたことで、左隅から中央に向けて視線を移動させる事ができます。

右下側は影を落としているので、ここは埋めないでおきます。

さて、それでは配置がある程度決まったので、そろそろお茶を注いでいきます。

家でゆったり撮っていたので、ここまで30分かかってます!!

注ぎは運次第

さていよいよ注いでいきます。

注ぐ前にさらに準備があります。

注いでいる間にピントがズレると困るため、グラスの中央付近にフォーカスを合わせておきます。F値を10程度まで絞っていますが、望遠気味で撮っているため、どうしてもボケたりします。

そして、中央付近にピントを合わせるときは、箸などグラスの中央に立てておいて、ピントを合わせておきます。

注ぎの撮影を行う時は、、

  • こぼさないように
  • 必要なタイミングで連写を
  • 中央付近から外さないように
  • 画角に写り込む手やボトルの量も気をつけて

など、いろんな事を考えながら撮影します。その結果が、、

こんな感じでした。

いいかんじ!!!

と言いたいところですが、お茶のピントが外れています…

どうしてもこういう動きのある撮影は一発では終わりませんよね。何度も納得いくまで注ぎ直して取り直しを繰り返します。

撮り直しました

このポタポタっと雫が垂れるのも動きを表現できますね!ピントも合っているので、今回はコレでヨシとします。

本来なら右上の指やボトルをもう少し画角に入れたいのですが、ワタクシの手が「白斑」が出ているため、見栄えの問題で控えめな出演としています。

あとはレタッチして完成

色味や明るさなどを整えて写真の完成とします。

動き撮影は難しいし大変だけど、出来上がった写真はやはり綺麗ですね!

今回の課題はやはり背景が同じようになってきているので、背景探しの旅に出ないといけませんね。またあれこれ悩みます。

最後に

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