夏の商品撮影、思った以上に難しいと感じたことはありませんか?
実は、夏特有の強い日差しや高温、多湿といった環境が、撮影の仕上がりに大きく影響するんです。
そこで今回は、広告制作や商品プロモーションに関わる方へ向けて、「夏の商品撮影で気をつけたい5つのポイント」をご紹介します。
ちょっとした工夫で、季節感とクオリティの両立がしやすくなりますよ。
1. 強い日差しはコントロールがカギ
夏の直射日光はとてもパワフルで、商品に濃い影が出たり、白飛びを起こしたりする原因になります。
撮影時は、直射日光が直接当たらない場所や時間帯を選ぶのがおすすめです。
レフ板やディフューザーで光を柔らかくしたり、曇りの日や午前・夕方の光を活用するのも有効です。
光をコントロールするだけで、商品の質感や色がぐっと引き立ちます。
もちろん、夏の印象を撮影するために強いコントラストを表現するのは有効です。
2. 高温と湿気は商品の大敵

夏場は気温も湿度も高く、コスメや食品などデリケートな商品は変質しやすくなります。
撮影の前後は冷暗所で保管したり、エアコンの効いた室内で撮影するなど、商品のコンディション管理を徹底しましょう。
保冷剤を活用するのもひとつの手です。
撮影環境に気を配ることで、見た目の美しさを保ちながら安心して撮影できます。
アイスや氷など冷たいものを扱う撮影は時間との勝負ですので、部屋の室温は最低温度必須ですね!
3. 小道具や背景で“夏らしさ”を演出
季節感を出すには、小物や背景選びも大切なポイントです。
たとえば、透明なガラス容器、水滴の演出、麻素材の布やブルー系の背景などを使うと、涼しげで夏らしい雰囲気を作ることができます。
商品そのものを引き立てながら、季節に合った世界観を演出できるのが、こうした工夫のメリットです。
4. 撮影者の汗や手汗による汚れに注意
撮影する側にも夏の影響はあります。
暑い中での作業では、汗や手汗が商品に付いてしまうことも。
とくにガラスや金属など光沢のある素材は、指紋やテカリが目立ちやすいため要注意です。
こまめにアルコールティッシュなどで手を拭いたり、ニトリルグローブなど指紋がつかないようにすると清掃や補正など後作業を減らすことにも繋がります。
5. 真昼の撮影は避けて、立体感を大切に

夏の昼間、太陽が真上にある時間帯は、影が出にくくなります。
その結果、商品が平坦に見えてしまい、立体感や奥行きが失われやすくなります。
おすすめは、太陽が低い位置にある早朝や夕方の時間帯。
「マジックアワー」と呼ばれるこの時間は、光がやわらかく自然な影が出やすいため、商品の魅力をより立体的に表現できます。
逆光を活かして、涼しげな雰囲気をプラスするのも効果的ですよ。
商品撮影でお困りならぜひご相談ください
夏は特に商品の見え方や状態に気を使わなければならない季節です。
「自社で撮影するのは難しい」「季節に合わせた魅力的な写真を撮ってほしい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください。
商品の特性や季節に合った撮影方法で、あなたの魅力を最大限に引き出す写真をご提供します。
撮影のプロセスや納品の流れ、ご予算なども丁寧にご説明いたしますので、初めての方でも安心してご依頼いただけます。
魅力的な写真は集客や販売促進の大きな力になります。
ぜひ一緒に、夏の商品をより魅力的に見せる撮影を進めていきましょう。
まとめ
夏の撮影には、他の季節にはない難しさがありますが、逆に工夫しがいのある季節でもあります。
今回ご紹介した5つのポイントを意識するだけで、商品撮影の仕上がりが大きく変わってきます。
夏ならではの魅力を写真に落とし込みたい方、また撮影を依頼したいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。