「美味しそうな料理を撮ったつもりなのに、なぜか魅力が伝わらない…」
「ネットショップ用の写真、もっとクオリティを上げたい!」
そんなお悩みをお持ちの飲食店経営者さんや小売店のスタッフさん、多いのではないでしょうか?
SNSやネット通販が当たり前になった今、商品写真のクオリティは集客や売上を大きく左右します。実際、スマホで撮るのと、しっかりしたカメラで撮るのとでは、仕上がりに驚くほどの差が出ることも少なくありません。
とはいえ、「どのカメラを選べばいいのかわからない」「高ければ良いってわけでもなさそうだし…」と悩んでいる方も多いはず。
そこで今回は、飲食店や小売店で商品を撮影する方向けに、はじめてでも失敗しないカメラボディの選び方をわかりやすく解説します。初心者の方でも安心して読み進められるよう、できるだけ専門用語を控えてご紹介していきますね。
まず押さえておきたい!カメラボディ選びの7つのポイント
1. 画質(センサーサイズ・画素数)は、やっぱり大事

まず最初に注目したいのは「画質」です。商品の魅力をしっかり伝えるためには、細部までくっきり写るカメラが必要です。
画質を決めるのは、主にセンサーサイズと画素数。センサーはカメラの“心臓”のような存在で、大きいほど光を多く取り込めて、明るく自然な写真になります。とはいえ、いきなりプロ用のフルサイズを買う必要はありません。APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラでも、商品撮影には十分な性能があります。
画素数についても、最低でも2000万画素あれば、Webや印刷で使っても画質が荒れる心配はほとんどありません。
「とりあえず」撮影を行うとしてもボディよりもレンズの方が重要だったりします。
2. 操作性の良さで「使いこなせるカメラ」に
せっかく高性能なカメラを手に入れても、操作が難しくて使いこなせなければ意味がありませんよね。商品撮影をスムーズに行うには、直感的に操作できるカメラを選ぶことがとても大切です。
たとえば、自動モードやシーンモードがある機種なら、設定に詳しくなくてもきれいな写真が撮れます。タッチパネル式の液晶画面や、わかりやすいメニュー構成などもチェックポイントです。
また、飲食店などで場所を移動しながら撮影する場合には、軽量かつコンパクトなカメラだと扱いやすく、スタッフの負担も減らせます。
3. レンズの交換ができるか、できないか
商品撮影では、撮るモノに合わせてレンズを変えると、より理想的な仕上がりになります。たとえば、小物や料理をアップで撮るなら「マクロレンズ」、背景をぼかして商品を際立たせたいなら「単焦点レンズ」が便利です。
そのため、レンズ交換が可能な「ミラーレス一眼」や「一眼レフ」のカメラボディを選ぶのがおすすめです。購入前に、そのカメラのマウントに対応したレンズが豊富に揃っているかも確認しておきましょう。
※一般的に有名なメーカーであれば必要な要件は揃います。
4. 価格とのバランスを考えよう
カメラは高額なイメージがありますが、実は初心者向けであれば5〜10万円台からでも十分に高品質なモデルが手に入ります。
もちろん予算に余裕があれば上位モデルも検討できますが、「必要な機能が揃っているかどうか」が大事なポイントです。また、将来的にステップアップしたくなったとき、同じメーカーで上位機種に移行しやすいか(レンズをそのまま使えるか)も選ぶ基準になります。
5. 動画機能もチェックしておきたい
最近では、写真だけでなく動画をSNSや自社サイトに掲載するケースも増えています。とくに飲食店なら、料理の調理風景や盛り付けシーンを動画で見せることで、ぐっと臨場感が増します。
動画撮影をするなら、「4K対応」や「手ブレ補正機能」があるかどうかをチェックしましょう。とくに手持ちで撮影する場合は、手ブレ補正がないと見づらい動画になってしまうことがあります。
それでも予算が合わない!ということであれば、優先順位としては4Kです。この大きさで撮影しておけば、後の編集時にリカバーが可能です。手ブレに関しては三脚を使えば問題ありません。
6. 毎日使うなら、耐久性も大事
飲食店や店舗で毎日のように撮影する場合、カメラの耐久性も気になるところです。防塵・防滴仕様のカメラなら、厨房などの水気や油が気になる環境でも安心して使えます。
また、操作ボタンやダイヤルの作りがしっかりしているかどうかも、長く使ううえで重要なポイントです。
7. Wi-Fiやスマホ連携があると超便利!
カメラで撮った写真をすぐにスマホに転送できれば、SNS投稿もスピーディー。Wi-FiやBluetooth機能があるカメラなら、アプリと連携して撮影データの管理もラクになります。
PCやスマホ、タブレットに取り込むために手順が多いとせっかく撮ったのに後回しにしがちです。直接転送ができると本当に楽なので、発信までタイムリーに投稿することができますよ!
実は一番大事なポイント:「知人と同じメーカーを選ぶこと」

ここまでさまざまな選び方をご紹介しましたが、最後にひとつ、意外だけどとても大切なポイントをお伝えします。
それは、「すでにカメラを使っている知人・仲間と同じ機種を選ぶこと」です。
なぜこれが重要かというと、カメラ初心者のうちは操作に戸惑うことが多いからです。「このボタン何?」「どう設定すれば明るく写るの?」など、疑問が出てきたときに、すぐに聞ける相手がいるのは本当に心強いんです。
意外とカメラメーカーによって機能の名称が違ったり、ボタン配置のクセが違って、慣れていないと分からないことは多々あります。教えてくれる知人、友人とメーカーを合わせておけばすぐに聞くことができますし、借りたりすることももしかしたら出来るかも知れません。
初心者の方には必ずお勧めしているポイントです。
はじめての1台におすすめのカメラボディ
最後に、商品撮影にぴったりの初心者向けミラーレスカメラをいくつかご紹介します。
どれも操作がシンプルで、コストパフォーマンスにも優れたモデルばかりです。
Canon EOS 70D:一眼レフ機でAPS-Cのミドル機種です。Wi-Fiも搭載しており、中古でもかなり安く購入できます。
Nikon Z50:ミラーレス一眼でエントリー機種です。Nikonは艶やかな色合いがとても美しいです。
Sony α6400:オートフォーカスが非常に早く、動画撮影にも強い一台。
Fujifilm X-S10:独特な色味の美しさに定評があり、カフェやスイーツの撮影にぴったり。直感的な操作性も魅力です。
どのカメラもそれぞれに特徴がありますので、予算や好みに合わせて選んでみてくださいね。
まとめ|カメラ選びで商品撮影の質が変わる!

カメラボディを選ぶときは、
商品の魅力を引き出す「画質」
撮影が楽になる「操作性」
撮影スタイルを広げる「レンズの互換性」
コスパや耐久性、便利な機能
など、さまざまな角度から考えることが大切です。
そして何よりも、「相談できる知人と同じカメラを選ぶ」という安心感が、はじめの一歩には欠かせません。
写真の質が上がれば、お店の魅力もしっかり伝わるようになります。はじめてのカメラ選び、ぜひ楽しみながら進めてみてくださいね。
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